Q8 平日開催の女子ダブルスに出ております。

月二回程度、平日開催の女子ダブルスに出ております。
最近ペアを組み始めたパートナーとは、
違うコーチに倣っているのですが。
ペアはコーチに
「平行陣でとにかくクロスボレーで粘れ」と
指導されています。
私はコーチに
「ストレートやアングルに早い段階で攻める」ようにと
指導されています。
どちらを優先させればよいのでしょうか?

A
こんにちは!!質問ありがとうございます!!

a様のテニスをいつも見ているAコーチが、
a様に、平行陣でとにかくクロスボレーで粘ろう。

b様のテニスをいつも見ているBコーチが、
b様に、ストレートやアングルに早い段階で攻めよう。

と別々のことを言われたけど、どうすればいいか?
ということですよね?

どちらの助言も、a様b様それぞれが、
「後衛」に立っているときの「個人」に対しての
戦術の助言です。

きっとAコーチは
現段階のa様が雁行陣で何かをするよりも、
平行陣でコースを散らしていくよりも、
平行陣の後衛で粘れることが強みだと判断したんでしょう。

そしてBコーチは
現段階のb様の守備力よりも、
厳しいコースを狙える攻撃力が強みと判断したんでしょう。

なので、「この2種類の助言に関しては」
自分の強みを消してまで無理してペアの戦術に合わせなくても、
お互いが後衛に立っているときに
それぞれの強みをだしていけば良いかと思います。

今日の私は
これが調子良くてこれが失敗しそうだから
今日は後衛の時はこうするね、と、
お互いが後衛に立っているときの状況と考え方を
ペアで話し合っておけば、
前衛に立っているときも不満なく対応が
可能かと思われます。

そもそもダブルスの「後衛」の考え方のセオリーが、
平行陣であれ雁行陣であれ、
余裕が無ければクロスやロブで繋いで守備、
余裕があればアングルやストレート、
スピンロブ、センターへの強打で攻撃。
意味は一緒ですが言い方を少し変えれば
上記攻撃をしたいけどする余裕が無ければ上記守備。です。

もちろん今回の質問の2種類のアドバイスは、
ほぼ守れ、ほぼ部攻めろ、ではないですよ!!


上記セオリーを行いながらも

余裕があるかないか自分でも微妙な
グレーゾーンでの判断どうするか、だと思います。
いずれにせよ2人とも
本当に余裕があれば攻めればいいし、
本当に余裕がなければ繋いだら良いです。

この助言は、余裕があるのかどっちだ?悩んだときに
a様はつなぎ、
b様は攻めれば良いよ、という
それぞれのコーチがお2人が迷うことがないよう、
現段階でのそれぞれに最適な助言をしてくれたのです。

その助言を悩みの種にするのではなく、
それぞれが自分の味方にして、
試合中の悩みをひとつ減らして
ボールを打つことに集中できると良いですね!!
             完